研究例
北大・和歌山研究林に生息する哺乳動物
北海道大学・和歌山研究林およびその周辺に生息する哺乳動物種の分布確認を行っています。このようなファウナの確認は森林生態系に関わる研究や自然環境の保全の基礎となるものです。
2009年3月からの調査により、少なくとも23種が生息していることが解りました。

アナグマ タヌキ

テン ニホンイタチ

アライグマ ツキノワグマ

ヤマネ モモンガ
ニホンリス ムササビ
ノウサギ ニホンザル

シカ カモシカ
ノネズミ類については、毎年の捕獲調査により、アカネズミ・ヒメネズミ・ワカヤマヤチネズミの生息が確認されています。

ノネズミ(アカネズミ属) フクロウに襲われている
コウモリ類の捕獲は環境省の学術捕獲許可をとって行っています。
捕獲後は基本的に身体計測・音声録音・標識のあと捕獲地点で放逐します。ノレンコウモリの腕についているのが標識です。
ここで紹介した4種以外にも、少なくともあと2種程度は生息していると思われます。

キクガシラコウモリ コキクガシラコウモリ

モモジロコウモリ ノレンコウモリ
モグラ類については、捕獲調査によりヒミズとヒメヒミズの生息が確認されています。今後、他の種が分布していないか生息確認調査をする予定です。
なお研究林近隣では以下の2種のモグラ類の生息を確認しました。

アズマモグラ ジネズミ