ライラック開花前線・満開前線を描こう!
「ライラック観測網」に寄せられたデータをもとに、「ライラック開花日」の図、「ライラック満開日」の図を作成しました。
「ライラック開花日」の図は、次の手順で作成しました。
(1) | 市町村ごとにまとめた「開花日数」の数値を地図に書き込む。 「開花日数」は便宜上用いた数値で、5月1日から「開花日」までの日数です。 原則として、狭い地域内に複数の観察地点を持つ市町村については、「開花日数」の平均値を用いました。 |
(2) | 数値を書き込んだ地図を眺める。 すると、数値のならび方でひとくくりにできる地域があることに気付きました。 その地域とは、「平野」と「盆地」です。 札幌市、旭川市、釧路市、名寄市、函館市、帯広市、北見市を含む地域が浮き出てきました。 |
(3) | 各地域で最小の「開花日数」をさがす。 この最小の「開花日数」が、咲き始め地です。 |
(4) | それぞれの咲き始め地のまわりに「開花等日線」を引く。 すると、開花前線が等高線のように広がる様子が見えてきました。 ライラックは栽培植物で、市街地・集落に集中しています。したがって、「開花等日線」が沢を分け入り、峠を越すことはありません。1つの平野、盆地の中で完結します。 |
「ライラック満開図」を作成するときは、「開花日数」のかわりに「満開日数」を用いました。
「満開日数」は便宜上用いた数値で、5月1日から「満開日」までの日数です。
原則として、狭い地域内に複数の観察地点を持つ市町村については、「満開日数」の平均値を用いました。
手順は、「ライラック開花日」の図と同じです。
更新日:2002年1月25日